運には二種類あります、それは先天運と後天運です。

 この「運」については一般的に結果論として「運が良かった」とか「運が悪かった」言いますが、これでは何か漠然としていてよく解りません。

 中には「神」の力であるとか考える人も稀にいますが、これは自分自身の外にある力によって起ると捉えているので正しい捉え方ではないと言えます。

 ではこの「運」というものの正体は何なんでしょうか?

 その正体はズバリ、生命力を指して言います、つまり人間の持つ潜在的な力の事で人間が生きようとする力であり、困難を克服しょうとする力でこれを生命力と言います。

 例えば病院などで意識のない重病の患者さんなんかの心電図を取りますと針が揺れて動いている訳ですが、これは生命の奥底から本人の意思とは別に無意識のうちに放たれている力です。

 当然この心電図に示す反応が強ければ蘇生の可能性の期待も高いと言えます。

 これは別に心電図でなくても、健康に通常生活を送っている人でも解る事です、生命力の強い人は元気もあるしやる気も感じられますが生命力の弱い人は、元気もなくやる気も感じられないものです。

 従って生命力の強い人は生きている事自体が楽しい訳ですが、生命力が弱い人は生きている事に楽しさを感じられないものです。

 このように生命力にはある程度の個人差はありますが、この世に生きている限り全く生命力の無い人はいません。

 ですから例え弱い生命力であっても、自分の事ばかりでなく幾らかでも他者への思いやりを持つ事で生命力は強くなります。

 勿論、これはすぐに結果として顕われる事ではありませんが、1年3年5年と気持ちを持続していけば、必ず顕われてきます。

 真の喜びとは「自他共に喜ぶ」ことですので、少しでも他者が喜ぶ事をすれば自身にとってもこれは無常の喜びとなります、これこそが生きる力となり生命力を強くする事でもあります。

四柱推命後天運を活かす

 「運」と「生命力」との関係については以上ですが、注意すべきは生命力と精神力を混同してしまう事です、心電図の例でもご理解頂けたかと思いますが生命力と精神力は決して同じではなく別なのです。

 それでは先天運と後天運の話に戻りますが、先天運とは生まれつき持っている運のことで、後天運とは一定の法則で盛衰を繰り返しながら廻ってくる「気」の波で「運気」とも言います。

 別の言い方をすれば後天運とは生まれつき持っている先天運を無駄にすることなく上手に活かしていく事であると言えます。

 それには当然、努力は必要ですし知識の吸収も必要です、これが未来につなげる為に自らが切り開いていく確かな方途でもあります。

 ですから人生において四柱推命を活用する事は、後天運の知識の一部を得た事になるのです。